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シャワールーム進捗状況について

さて、ユニットの開発をしているということですが、その模様を少し。

インターン生ファブリシオ橋本くんと一緒にやっているものです。


屋外シャワーユニットの開発

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その進捗状況を少し補足したいと思います。


ユニットプロジェクトとは?

インターン生が中心となって行う一大プロジェクト。

製品は屋外型シャワーユニットです。

屋外においてシャワー室になるという、海の家などにあるアレです。

このユニットを完成させ、1棟販売するというのが今回のインターンシップの目的になります。

数々の思いとテクノロジーが詰まっているので紹介したいと思います。

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シャワールーム土台


まずは基礎、シャワールームの土台から。(下側はパレット)
一番の特徴はきつい勾配を付けており、水が流れやすくなっています。

通常では1/100という勾配程度なのですが、
こちらは1/30という勾配

これ、どんな勾配かと申しますと
1メートルに対して10mm下がる基準に対して
1メートルに対して30mm下がる勾配です。

約3倍の勾配をつけています。

この勾配をなぜ強くしてあるのか。

それは掃除のしやすさ。
という観点からです。

従来の屋外シャワールームというのはどうしても仮設感があり、
FRPモノコック製法という構成上水勾配がきつくとれませんでした。

我々のシャワーはその点を改良させ、圧倒的に水が流れやすくしてあるのです。

床土台と、勾配土台を分離独立させることで、床土台にかかる応力を分散させ、かつ勾配を強めに取ることができました。

水が流れやすければカビの発生を抑えることができ、掃除の回数も格段に減ります。

ここに注力したのは初期のニーズ調査において高いポイントを獲得したのが
清潔感≒掃除のしやすさだからです。

掃除とは?

掃除のしやすさというポイントを消費者は重視していることがわかりましたが、
それは根本解決ではありません。

掃除のしやすさよりも実は大事にしているポイント、それは、
そもそも汚れないというところなのです。それがこの水勾配にあらわれています。

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全社的協力体制

外壁の留め付け工程。

こちらは元大工の坂井主任が担当

手前がカンボジアのギンダラくんです。
電気関係が得意で器用さは会社でもナンバーワンです。

つまりこのプロジェクトは会社のエースクラスが参加しているのです。

仕事が集中する中でもこうして積極的に応援してくれています。

彼らの応援なくしてプロジェクトの成功はありえないでしょう。


内壁、外壁、セパレート型という特徴

今回、内壁と外壁を分離独立させたところに今回のプロジェクトのポイントがあります。

従来のシャワーは外壁と内壁が一緒になっていました。
通称”モノコック式”

しかしこの方式だと
内壁は外壁によって制約され
外壁は内壁に制約される。

というダブルの制約によりそれぞれの利点が発揮できない。
というデメリットがありました。

そこでその制約を思い切って外す方法として内壁、外壁を分離独立させるという
”セパレート式”という工法をとりました。

なぜ旧来が”モノコック式”であったのか。
これは仮設シャワーに必要なコスト削減と軽量化という目的があったからです。

外壁、内壁をそれぞれ用意するとコストがかかる。
ということです。

一方セパレート方式における最大のメリットはお客さんが外壁を自由に選べるということです。

ここに我々がお客様のニーズを最大限取り込む。というマーケティングの強い想いが詰まっているとおもいます。

そのため内壁は出来る限りの範囲で薄くしています。

余分な重量とコストはお客様のためにならない。

ということを念頭においているのです。

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しかし組み立てが難しい。

裏側からのボルトが干渉してしまい、ボルト取り付けに四苦八苦。

また下部のZ金具の強度不足が想定されています。

しかし次回からはワッシャーの大型化、ボルト長の最適化によって改善をしていく予定です。

グダグダ不満点を言ってチャレンジしない人もいますが、とにかくチャレンジすることが大事だと思います。
たとえ失敗したとしても。 

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どんなに頭でシミュレーションしたとしても突発的な事象でトラブルがでることは
会社では当たり前なのです。

組み立て中のボックスは大変倒れやすいので、それをどうにかして倒れないようにする必要があります。

改善として外、内両方から衝立を立てる方式です。

従来ですと人が立って支えていましたが、人⇒モノ化によってこれを改善しています。

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内壁は抗菌仕様のシートを張り込んでいます。

小ロットラミネートもトマト工業の特徴の一つです。


カラーマネジメント

内壁シートに関しては、極力黄色を少なくしようというカラーマネージメントを行っています。

リサーチによると我々のカラーはホワイトでも象牙のようなクリームカラーではなく、ブルーがかったホワイトを採用しています。

アイボリー
アイスブルー

ブルーと黄色が反対色(補色)である。ということは先日教えてもらいました。
黄色というのは劣化、黄変、変色、これらのキーワードになりそうなカラーです。
そのため、こと水回りにとっては非常に危険なカラーですね。

内部は若干凹凸がありましたが、これも次回の改善ですね。


内部什器住設

内部には大型のマドを取り付けれるようにしています。
今回のマドについてはインターン生、ファブくんの想いがつまった特殊ガラス仕様です。

通風力が従来の約2倍に高められた窓で室内の換気を強力に行います。

これは掃除のしやすさ、カビの生えづらさということに直結するのではないでしょうか。
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次々と組み上がるシャワー内壁
外側は透湿防水シートで囲い、上からFRPの帽子をかぶせる方式です。

入った水をせき止めるのではなく、水が入らない構造にすることが重要です。

 P1160549.jpg

ドア枠は住宅では一般的な”かまち”とよばれる枠材を選定。

ドア吊元は本体剛性の高い方向に寄せてあります。

軽量な外板をこうした骨組みの活用で剛性を持たせる仕様にしています。

従来が壁によって剛性を持たせるという意図があったので対局に位置するといえるでしょう。

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屋根はFRP外板にて制作しています。

天井を高くすることで開放感が生まれます。

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ドア入り口から後ろ方向に向かって雨が垂れる勾配にしています。

そのためドア側で雨が垂れることは少なくなります。

FRPにて防水コーティングしてあります。

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内面積は他社旧来品よりも2倍の面積があり、
体積差はおよそ2.6倍

他社旧来品の大型品と比べ同じ面積で体積比は1.15倍
15%も広くなっています。

つまり我々の商品は、価格的には高級価格帯ではあるが、
旧来品とくらべて大きく、多くの利便性と、デザインの自由度を持っている。ということになります。

床のテクノロジー

さて、床に関してもセパレート式を採用しており、
材質も自由に選べるようにしています。

床、壁、内壁など自由に選べる部分を増やしたのは、今後想定されるいろいろなニーズに合致できるようにと。
という意図があります。

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天井のテクノロジー

本物のエコとはなんでしょうか。

電気代の安い、LED?

それともメタルハライドランプ?

無電極ランプ?


いえいえ、

真のエコとは


自然の太陽光を取り込む。

ということではないでしょうか。

無料の光を取り込むことで室内を明るく、清潔に保ちます。
P1160558.jpg 
またこの光を完全にシャットダウンしてしまえば
旧来品と同じく、カビの巣窟となってしまうでしょう。

紫外線というのは悪玉とおもわれがちですが、殺菌作用もあり、清潔な生活には欠かせないと個人的には考えます。

天井は旧来品のおよそ520%もの太陽光を取り込むことができる半透明FRPを採用しています。
透明型FRPの真骨頂ですね。

天井に汚れが付着しづらいように水勾配を意図的に強くつけています。


これだけの大掛かりな開口部を設け、太陽光仕様にすると、構造体の剛性が心配でしたが、今回なんとかそのあたりはクリアできそうです。

屋根は非常に軽量にしあがりそうです。

もちろんLED照明もついています。昼間はほとんど必要ありません。


森を守る。

最後に

我々の住む地域の殆どは杉とヒノキで構成されています。

何十年も昔から植えられた木々が今一斉に花粉を飛ばしているのです。

春になれば放置された山々から黄色い粉体がもやのように空中に漂っています。

山々には放置された杉林がたくさんあります。

では、なぜその材料を使わないのか。


それは外国材のほうが安いからです。

しかし我々は今までのように

自分たちの利益だけのためにこうした状況を続けて良いのか。ということを常に考えてました。

我々のシャワーユニットに於いては、構造の一部に岐阜を中心とした国産100%の杉、ヒノキの合板を使用しています。

このシャワーユニットを使うことで少しでも森がきれいに、
そしてこの地域に住む人々が健康になればという想いが実は詰まっているのです。



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コメント

No title

いくつか質問を。

・FRPはポリカーボネートだと思いますが、PET、ポリカなど有機系の透明素材はほぼ100%低波長の光を遮断しますが、紫外線の通るような素材を使用しているのでしょうか。
・透明であることは赤外線など熱の原因も透過してしまうのですが、屋外で使用する際に熱への対策はなされていますか。

ぱっとみてこんなところが気になりました。
改良が進んで良いものが出来るといいですね。

Uさん

FRPは自社で作ってますので、ポリエステル樹脂を選べるのですが、紫外線は通すだろうという見解でした。
メーカーも正確なデータを持っていないので正直わかりません。
熱対策は遮熱塗料クリアを塗るくらいでしょうか。
まだまだ改善点が山のようにありそうです・・・

No title

補足としては屋外で使用できる=太陽光で劣化しない透明ポリエステル素材は大概UV吸収剤が配合されています。
かといってガラスを使ったところで殺菌効果の強いUV-Cのような短波長の中でも短い光は透過しないので、直接殺菌性のある光を当てないとダメなんですけどね…

まあ、なんでも実際使って改良してに勝るものはないので、いいものが出来て沢山売れることをお祈りしています。

Uさん

どうなんですかね。

そんなに奥が深いとは思っても見ませんでした・・・

短波長・・・UV-Cですか・・・

勉強がまだまだ足りませんね。

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