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「死んでも離されるなっ!!」長良川クリテリウム」2016春その3

さて、集団がローリングスタートという慣らし運転のようなものでスタートしました。


先頭はマトリックスの選手が複数横並びでフタをしています。


時速24kmから28kmくらい。


これで約1kmくらい走ります。




先頭のオートバイから合図がありローリング解除。



全体に緊張感が走り一気にスピードが上がり始めます。

ポジションが前目ですので、ここからはレース展開が非常に分かりやすいです。


course.jpgnagara

ひしめくようになっていますが、なんとか先頭集団列の後ろにつくことができました。


ローリング解除から恐ろしい速度でスピードがアップしていきます。


matrix
※マトリックスパワータグイメージ図

川側のバックストレートは道幅が広く

50km近く出るコースです。



コーナーのたちあがり、

ここではダンシングも交えて絶対に離されないようにします。


仮に、前走者と2-3m空けば猛烈な空気の波に一気に押しもどされてしまいます。

車で50kmの速度で走っている時、手のひらを窓の外にだすことを想像してみてください。 

ロード乗りはそれを全身で受け止めなければなりません。


回転数を高めにキープし


重めのギアに変えて体重を使った全身ダンシングで踏み込みます。

平坦に移ったら姿勢を低くし、空気抵抗を最小限に抑えるポジション。



ボクはパワーメーターを持っていません。


心拍計とスピードですべての状況が把握するようにならないといけません。


ではそのメリットはなんでしょうか。


パワーメーターの場合、パワーを出そうとするあまり”エアロ”≒”空力”という空気的概念を忘れがちになります。


パワーが出やすいポイントは上体を起こしたポイントであり、空力的には不利です。

しかし上体を下げれば空力が改善される反面、パワーは出にくいような気がします。


そのためパワーメーターではパワーが出ているがスピードが出ない。

といった状況に陥る可能性も否定できません。


しかし 心拍計の場合、最小の心拍で最大のスピードを出そうとします。

つまりパワーに関係なく、エアロ効果を最大化するようになると思います。

このあたり確実に走り方に差がでると思っています。


-7度の通勤では、強引なエアロポジションで腰が悲鳴を上げ、おかげで一ヶ月接骨院通いになりましたが、それでも”空力”こそが命だと思っています。


パワーメーターのメリットは果てしなく大きいですが、持ってないものは仕方がないので、今ある装備で最高のパフォーマンスを出さなければなりません。



”子供が見に来るはず。
見に来る前には絶対に離されないっ。”



直線では前走者の後ろにピッタリつけてドラフティング。



前回よりも体感的には楽になっていたので、ちらっと心拍計をみると175拍

高すぎる!!


完全にタバタ限界値です。


タバタ限界値とは


トレーニングタバタにおいてMAXの心拍数。

通常これを超えることはむづかしいとされる。

・・・マブ明書房・中国4000年の歴史。より・・・


やがてカーブになり、一桁番手くらいでカーブに入ります。



後ろでは軽い接触があったのか

”おおおつおおおおっつ!!”

声が出ています。

前走者にならって

カーブをやけっぱちで乗り切ると

ホームストレートに入ってきます。



観客席のところに

柵があるのですが、そこで

手をふる嫁さんと子どもたちを発見しました。




間に合うと思ってなかったのですが、




元気100倍!



頭は挙げられないので、


直線で


左手を肩の位置まで上げてガッツポーズをします。


グッグっと2回握って合図をします。



”どうだ。まだここにいるぞ。パパは。ちぎれてないぞ。”





そんな思いが拳にはこもっていたと思います。




ホームストレートで集団スピードが落ちると思いきや


先頭は相変わらず42-3kmくらいのペースでがんがん飛ばしていきます。




ホームストレートからカーブが来て、立ち上がりが再度強烈インターバル。






先頭のえげつない強烈な牽きで28kmくらいから45kmくらいまで急加速が必要になります。


matrix

※マトリックスパワータグイメージ図



この強烈な引きに心が折れれば、一気に風の壁に持っていかれる。



ややカーブで離され気味になりますが、


”おおおおっつ!!
死んでも離されるかっ!!”




時にダンシングを交えながら強烈な牽きについていきます。




直線最初のインターバルこそ恐ろしいですが、

付いて行けば前走者のドラフティングポジションに入ることができます。


つまり心の削り合い。


なんですね。


トップ集団は集団スプリントの人数を減らすため後続にインターバルをかけ続けます。



ギリギリ間に合った家族の思いを背に受けています。





ホームストレートの観客は端っこでは何がおきているか全くわかりません。


下の図のグリーンのコースは全周みわたせますが、実際に走るのは茶色のコースです。

course.jpgnagara
※STARTとあるところがホームの観客席。直線が約1.5km続きます。




そのため
ホームの正面のバックストレートに入ってきた時しか姿を確認できないのです。





前回はこの前に中切れとともにちぎれ、


”パパこないねぇ・・・”


言われてますので。


カーブをすぎれば

姿勢を低くしてダンシングで踏みまくります。

1mのドラフティング圏内に入ればなんとか速度を維持できるペース。


2m離されたら終わり。2m離されるな!!



シケインの手前で前走者が落ちかけました。

 

 


”まずい中切れが起こりかかってる…”



こちらが右を向くと



前走者が


左をちらっと向いてきました。





”スマンっ、俺はもうダメだ・・・ここで落ちる・・・・”





という心の声が聞こえてきたような気がします。




”ひきますよっ!!”

声をかけます。



脱落すればそれで終わり。

風の壁に飲み込まれて2度と先頭集団に残ることはできないでしょう。


言ってはみたものの、自分のことで精一杯です。



後ろを振り向く余裕はありません。




前走者に向かって

脚を使って前にブリッジします。





この時点で前にマトリックス2名くらい。前に3名くらい自分


だったと思います。








相変わらずのスピードでぐんぐん進んでいきます。



猛烈な牽きで乗るものをすべて振り落とす暴走機関車のよう。



この強烈な牽きと繰り返すインターバルに耐えられるものでないと


先頭集団のスプリント権利が与えられないのです。




ルーラーならここで離されてはいけない。





この高速巡航で離されれば自分のたった一つのストロングポイントが何だかわからなくなるのです。




インターバルの心拍上昇をなんとか巡航で抑える。


そんな展開です。



それでいい。作戦通り。自分に言い聞かせます。



それにしてもカーブへの進入速度が半端ない。


砂でも噛めばすぐに外周へスケートのように滑り出していきそうです。

リスク回避のため
なるべく内側にポジションを取ります。


立ち上がりは再度猛烈なインターバル。


絶対に離されては行けない。



この覚悟が必要。



なんとか首の皮一枚つながっているよう。





切れ切れになりそうな自分を





きつかった-7度の通勤やTT、タバタトレーニングを思い出します。






ここで切れたら何のためのタバタか!!
思い出せっ!!

離されるなっ!!




再度ホームストレートに来ました。





はっはっはっ!!!




心拍はなんと188拍

タバタMAXでも175なので、




レース本番で上限を大きく突破したことになります。






順位は4番手くらい。






家族の応援する前にふたたび来ました。






握った左拳でグッグッと合図をします。






”どうだ、○○○○○っつ!!上の子の名前!パパはまだつながってるぞ。”




ここの直線は前回中切れを起こしたポイント。






そこから少しいったところで
前走者が遅れ出しました。


まずいっ!また中切れが起こりかかってる・・・


と思ったところで



すかさず右後ろから猛烈なブリッジが発射します。⇒マトリックスだった可能性も高いです。

(ブリッジ≒先行する集団に自力で移動すること。猛烈にパワーを必要とする。)


勝負はここ以外にない!


下ハンドルを握って



こちらも渾身のブリッジを敢行。





渾身のブリッジです。



対応が遅れれば即終了。






ケイデンスを高めて決死のブリッジ、そのままオーバーテイクし、先頭集団につながります。





じわじわと前走者に近づいていきます。




ドラフティングポジションにつながります。







首の皮一枚でつながりました。






しばらくして後ろを振り返ると、誰もついてきてません。




そのまま結局、マトリックスイタリアンジャージの人ボク


の順番で先頭集団が形成されました。



首の皮一枚で先頭集団にぶら下がっている格好となりました。



もしブリッジできなかったら先頭集団からこぼれ落ちたことになります。


カーブをすぎて

直線の最後では後ろを見ても誰もいません。



つまり、マトリックスとイタリアジャージの人以外だれもいないということです。

 

マトリックスの人はペースメーカーですので、





この時点でイタリアンジャージの人とボクと実質どちらかが最後の勝者となる可能性が高くなりました。





やがて最後の直線に入り、そしてラスト・スプリントへと向かいます。









次回衝撃のラスト・スプリント。このレース、一体どうなってしまうのか???

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コメント

こんにちわ!
いやー凄い!
小説読んでるみたいですwwww続きが楽しみ!
レースでは1~2割増し位で心拍上がりますよね。ホントびっくりしますww
「マブ明書房・中国4000年の歴史」今度探しに行きますねwww

こんにちは!!

超絶ビッグブロガーヘックンさんじゃないですか!!

オデ・こないだ”絶妙なバランス感覚を養う部屋”電車でブログ読んだら前のおっさんにお茶吹きそうになりましたよ。


肩が震えて震えて。

食事中と電車では読めないですよあれ・・・

VIVA雑兵の活躍期待してますよっつ!!

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